常に会場となる空間のキャラクターに焦点をあて、そこに響く音や空間それ自体と対話しながらすすめられる、梅田哲也によるライブパフォーマンス。
生起する現象と、それによって引き起こされる純粋な音、そのもの。それらをその場でつなぎ、変形させ、空間に充たし、かきまぜる。
観客は作家とともにその現象を目撃し、目で耳で追う内に、今迄に聞いたことのないような音を、見ることができるかもしれない。
演奏はそのとき、その場所での一度限り。
今回は、音の響く会場での絵画展のなか、改装された旧やきもの工場の広い空間、素焼きの器がずらりと並ぶ工場、そして入り組んだ小部屋のある元カラオケボックス別府タワー。
様々な特徴を持つ場所で、様々な音が鳴り響く。
そしてそれは、いつしか音楽になっている。
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3/11 福岡 art space tetra
3/12 長崎 monne porte
3/13 佐賀 富右エ門窯工場跡
3/14 大分 別府タワー
すべてのお問い合わせ)
とんつーレコード 小山冴子 oyama[at]as-tetra.info ※[at]を@に変えてください。
※ 別府のみ問・予約)hinago@rent-unity.com(日名子)
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主催:とんつーレコード/3150
協力:ReNT ReC/ARITA-mobile/monne porte
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★詳細★
3月11日(木)福岡 art space tetra
(福岡市博多区須崎町2-15 http://www.as-tetra.info/)
開場...19:00 開演19:30
料金...2000円(1ドリンク付き)
w/倉地久美夫
ザヴィエ・シャルルとの演奏、個展「静かぬ」、ソロやテニスコーツとの共演などで何度と訪れ、もはや馴染んでいるといってもいいこのテトラという響く場所との対話。
今回は福岡が誇る歌い手・倉地久美夫さんがご一緒です。
歌を言葉に詩を曲にして
寒い夜があたたかく
ふけていきます
そんな夜。
★倉地久美夫
64年、福岡生まれ。80年代より東京で音楽活動を開始し、現在は九州・福岡から精力的な活動を続ける。95年にファース ト・アルバム「太陽のお正月」を発売。03 年、第二回詩のボクシング全国大会優勝。07年には5枚目のオリジナルアルバムとなる「スーパーちとせ」をリリース。倉地が全ての楽器を担当し、ひとり多 重録音した音源に、宇波拓がマスタリングを施したもので、音からパッケージまで、「私が私を写し、他者が異化する。」というコンセプトにて制作された一 枚。ソロでの演奏に加え、自己のトリオ/菊池成 孔(Sax)外山明(Drum)でも活動している。2009年には冨永昌敬監督によるドキュメンタリー『庭におねがい』が制作された。
http://hirunohikari.com/kurachikumio.html
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3月12日(金)長崎 monne porte
(長崎圏東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
http://monne-porte.com/)
開場19:30 開演20:00
料金1500円(1ドリンク付き)
芋煮もあるよ☆
長崎県波佐見町は波佐見焼きで有名なところ。陶器の町です。
場所としては佐賀県有田町の隣町ですが、県は長崎。
このモンネポルトも元やきもの工場だったところを改装したギャラリーで、とにかく広い。
壁には焼いた器を並べるために使っていた板の梁も健在です。
独特の静かさと機能の名残を残すこの場所で、
どのような音が響くのでしょうか。
お向かいには素敵な雑貨屋が
隣には珈琲も料理もおいしいカフェ
モンネ・ルギ・ムックがあります。
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3月13日(土)佐賀 富右エ門窯工場跡地
(佐賀県西松浦郡有田町中樽1丁目13-2 http://acagp2010.p1.bindsite.jp/)
開演...15:00
料金...1000円
佐賀県有田町。前日モンネポルとのある波佐見町の隣町です。
こちらも会場は元製陶工場の中。
しかしこちらは改装されておらず、工場が営業を停止した当時のままのため、壁一面に素焼きされただけの器器器・・・
ちょうど有田現代アートガーデンプレイスという展覧会が開催中で、その会場の一つを使わせていただいての開催になります。
天気がよければ外の水辺を使うこともあるかもしれません。
*会場は展覧会参加作家である鈴木淳さんの展示会場内となっています。
当日お昼以降はライブ準備のため作品が変更/一部御覧いただけない場合があります。
またライブイベント中は作品は御覧いただけませんのでご了承ください。
演奏終了後は通常通り展示作品も御覧いただけます。
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3月14日(日)大分 別府タワー4階
(大分県別府市北浜3丁目10-2)
開場...19:00 開演...19:30
料金...前売り1500円 当日2000円
w/山内桂/音ノ会
通天閣と作った人が同じという別府タワー。その4階はもともとカラオケボックスで、現在はその小さな部屋をシェアしていくつかのお店や事務所が入っていますが、
この日はそのお店や場所や通路を使ったライブイベントです。
細い通路、広間、カフェスペース
いろいろな音の抜け道があります。
今回は大分在住のサックス奏者、山内桂さんと、タワー4階のレコード屋「RenT Tec」が毎月開催している、気に入った音を持ち寄るプロジェクト「音ノ会」から生まれたユニットが参加します。
★山内桂
1954年別府市生まれ。大分市在住。松山の大学でサックスと即興演奏を始め、作曲も行う。また並行して、ミルフォード・グレイブス、ハン・ベニンク、デレク・ベイリー、トリスタン・ホンジンガー等の初来日松山公演を主催、あるいは関わる。
以後 通算23年半を会社員として過ごす傍ら、地方都市で自主的な音楽活動を続け、即興演奏や自己のグループで活動、自身の音楽を磨く。
'02年10月以降音楽活動に専念し、音そのものの響き、細胞レベルのコミュニケーションによる独自のサウンド・アート "SALMO SAX "をソロを中心に国内外で展開中。
2009年5月の朝見神社でのライブを収録したアルバム『Asami』がデンマークのレーベル「JVTLANDT」(http://www.jvtlandt.com/)より2010年3月発売予定。
【音ノ会】
大分県別府市の別府タワーの中に在るレコード店「ReNTReC.」の企画からスタート。
音を聴く、音のなるものを作る、様々な音へのアプローチを試み、演奏へと昇華する。
メンバーは流動的、鳴らすものも何でもよし。
http://www.myspace.com/rentoita
*別府のみ問・予約)hinago@rent-unity.com(日名子)