工藤冬里『 鬱陶 ─マイナス茶碗─ 』

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工藤冬里 『 鬱陶 マイナス茶碗 』

会期...2009年12月8日(火)--20日(日)
会場...art space tetra(福岡市博多区須崎町2-15)
時間...平日16:00-20:00 /土日祝 13:00-20:00 *12/8のみ13:00-18:00

*12月8日は別会場にてライブイベント開催のため、開廊が13:00-18:00になります。
*12月20日はMaher Shalal Hash Bazライブのため、16時ごろよりリハーサルをしている可能性があります。ご了承ください。








70年代よりアンダーグラウンドな音楽シーンで活動を続けてきた工藤冬里。ピアニストであり、作曲家でもあり、つまり音楽家である彼は、その一方で愛媛県松山市に窯を持つ陶芸家でもある。
今年は『鬱陶』というテーマでツアー形式の展覧会を各地で開催、展示やライブパフォーマンスを行ってきたが、福岡はその最終地点となる。

工藤さんを見ていると、不器用に、しかし鋭い目線をもって、音と、それを取り巻く社会と向き合ってきた人のように思う。この作家がどのような器を作るのか。ぜひ見にきて、そして手にとってみてください。(文責/小山)



関連イベント

★2009年12月8日(火) 『水族館のくさむらに』
時間...開場19:00 開演...19:30
会場...箱崎水族館喫茶室(福岡県福岡市東区箱崎1丁目37-21-1F)
料金...1500円
出演...工藤冬里+工藤礼子
  いんぱらのヘソ

* * * * *
工藤冬里と工藤礼子のデュオ。小振りなグランドピアノのある喫茶店で。
ピアノの響きと、細く渡る風のような歌をおききください。
福岡からは、ピアノや口琴やらを使った3人組による、いんぱらのヘソが登場します。


★2009年12月18日(金)工藤冬里 ソロ(予定)
詳細はもうしばらくお待ちください。


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★2009年12月20日(日)Maher Shalal Hash Baz
時間...開場/開演19時
料金...1500円(1ドリンクつき)
会場...art space tetra

Maher Shalal Hash Baz (マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)
70 年代から日本のアンダーグラウンド・シーンで活躍する工藤冬里が率いるバンド。ギターの弾き語りから、ブラスをフューチャーした大アンサンブルまで時と場 所により形を変え、演奏も様々な人々が参加する。シンプルで美しいメロディーの楽曲と今にも破綻しそうな演奏の絶妙なバランスが特徴的で、海外のプレスか らは「Master of Mistake」の称号(?)を得ている。Mayo Thompson(Red Crayora)、Pastelsらも熱狂的なファンであることを公言し、Jad Fair(Half Japanese)はアメリカでのMaherのライブを最前列のかぶりつきで楽しんだと伝えられている。そのPastelsのレーベル、 Geographicから発表した『From A Summer To Another Summer (An Egypt To Another Egypt) 』(2000)、『Blues Du Jour (今日のブルース)』(2003)の2つのアルバムで広く海外にも知られ、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなどでもツアーを行っている。

工藤がアルバムスリーブノートで述べているように、切なく、はかなく、ナイーブで、失敗と希望にあふれたマヘルの音楽は、「僕達の不完全な日常」にあまりにも似すぎている。


食べるとホロホロと崩れるクッキーのように、その音楽はほろほろと優しく、懐かしい温かさに満ちている。(小山)

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